2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

僕っ娘とマシンガンの意外な関係

サブカルチャー界における僕っ娘は、アーマードコアにおけるマシンガンに近しい。 もし右も左も解らぬ全くの初心者がアセンブルについて相談してきたら、俺はとにかくマシンガンを少なくとも片手に持つよう推奨するだろう。「垂れ流しでも弾切れしにくい」「…

「おとなになるまでに読んでおきたい二十のライトノベル」

というこっ恥ずかしい題目の覚え書きが本棚の奥から発掘される。ラインナップから察するに、そう昔のものでもないらしい。『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』が入っていて『死図眼のイタカ』入っていないということは、ちょうど三年前のこの頃といっ…

二次元でくらい裕福になりたい/秘技エキサイト読法

ベルウィックサーガをプレイ。『実戦訓練』の帝国兵を捕らえられるだけ捕らえ、一万強の軍資金を獲得する。不要な装備品を売り払ったところで三四〇〇〇ディナールほど貯まっていたので、思いきってナイトソードを売却し、家具屋より宝箱を購入。以降章はじ…

定義すべき多くの僕っ娘

ある多重人格の女がn体ある人格のうち二番目以降としてのみ「僕」を持っている場合、彼女は僕っ娘と呼べるのか? 殊能将之『ハサミ男』を再読して、なんとなくそんなことを思った。これは、基本的には呼べない。ただしある条件を満たした場合のみ僕っ娘と呼…

エルバートとアデルとアイギナの技能成長率を設定した奴を俺は許さない

ティアリングサーガシリーズ ベルウィックサーガを久しぶりにプレイ。思うにこのゲームは特にバランス面において史上屈指の出来なのだが、いかんせん俺がヌルゲーマーなので説得力が皆無である。にわか脱却の手始めとして、とりあえず縛り無しALL35を目指す。…

もし日本の翻訳家がPEACH-PITの『ローゼンメイデン』を読んだら

英語になくて日本語に備わっているものといえば助詞が有名だが、英語は一人称も老若男女ひっくるめて皆“I”である。つまりこれは、助詞や一人称に関しては翻訳者の腕と解釈次第である程度自由が利くということを意味するのではないか? そして助詞と一人称が…

本当は『ロリータ』の書評をやるはずだった

後れ馳せながらウラジミール・ナボコフ『ロリータ』若島正訳を読了する。大久保訳よりずっと良い、と思うのは俺が単に修辞好きな面倒くさい人間だからだろうか。ともかく良かった。ちなみに俺が読んだのは単行本版なのだが、すこし後に出された文庫版はどう…

似て非なるモノ

突然、妹に「僕っ娘と男の娘の違いについて」説明を求められる。酷い衝撃であった。俺の性癖の情報がどこからか漏れているのかという点もそうだが、何より、俺はその場で彼女を納得させることが出来なかった。サブカルチャ層に限らず、ボーイッシュな少女を…

魔の多機能手帳

金が無いのに買いたくなるのが文房具というやつで、これ絶対使わねーなと直感しても気付けばレジに進んでいる。ここのところは極力外に出ないという方法でこの病を抑え込んでいたが、何分詰めが甘かった。本日、電脳世界において生涯二冊目となるほぼ日手帳2…

エロゲ、この不可思議なるもの

ビデオゲームに関しては幼少の頃より家族同然の付き合いをしてきたつもりだが、幸か不幸かPCゲーム──特にエロゲーのプレイ歴が皆無に等しい。聞けば著名な僕っ娘も数多いというのでやがては調査せねばならないだろうが、アングラだのB級揃いだのというネガ…

かわいい絶対悪

たとえばルカ・ブライトは悪として描かれた悪、悪の中の悪である。我々は彼が悪であることに何の疑問も差し挟まない。エクスデスも悪である。サカキも、エッグも、ヤーカーラムもウィリアム・スタログも、また同様に悪と言える。これら純然たる悪を、我々は…

巣籠カナちゃん「ぼくたちは、これからいったいどうなっちゃうんだろ?」

僕っ娘とボクっ娘、ぼくっ娘を明確に区別するという試みに着手する。唯一にして最大の課題は、それぞれの少女達に別々の公約数を発見できるか否か。野望は紛糾して、止まるところを知らない。 ■今日の僕っ娘桜庭一樹『推定少女』より主人公、巣籠カナ。田舎…

ワールドウィッチーズのサッカーゲームとか出たら買う

坂本少佐が祖父母家のインターホンに向かって「お前の力が必要なんだ、イェーガー大尉!!」と声を上げたところで目が覚めた。次はフランチェスカ・ルッキーニ少尉かセシリア・G・マイルズ少佐かヘルマ・レンナルツ曹長辺りに出演をお願いしたいであります、…

教訓『ネタバレを恐れてはならない』

物がミステリだからと予習を怠ったのが仇となった。それから運も悪かったと思う。察しと諦めはもっと悪かった。終わってみれば総計一三〇四ページ、時間にして十二時間余りの無駄骨である。これで若しつまらなかったら、いよいよ立ち直れずにいたに違いない…

男の娘って、何でできてる?

ついつい「日記」などというカテゴリを設けてしまったせいで、早くも軸がぶれつつある。これまでの人生何一つとして初志を貫徹できずにきたが、今回もまた同様の舞を踏むのだろうか。できればそうはなりたくないが、どうせ踏むなら誰もいないところでこっそ…

時間と、空間との戦いにおいては

TSUTAYAへアニメを返却しがてら、兼ねてより調査の必要を感じていた京極夏彦『魍魎の匣』を購入。ついでに『姑獲鳥の夏』も購入。その後、せっかくだからと久しぶりにラノベ棚へ足を向ける。思えば二〇〇八年春を境に、ここへ来ることもめっきり減った。ラノ…

ソート、クリップ、コレクト

僕っ娘リスト作成にあたって当面の問題となるのは、彼女たちをいかに分類するかという点である。そもそも何故愛すべき我が僕っ娘たちを列に並べて品定めして区別して箱に詰めこんでレッテルでべたべたにしたのち棚に飾ろうとするのかといえば、俺の中の分類…

寒凪乃絵留ちゃん「ちなみに下着は上下黒」

因果関係こそ解らないものの、機械と僕っ娘という組み合わせは実にすばらしい。発案者に改めて賛辞を送ると共に原因の究明を急ぐところである。 ■今日の僕っ娘 アニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』より寒凪“ノエル”乃絵留(cv.悠木碧) 1121戦車小隊の操縦手兼整備士…

要するにもう少し立読みしやすくして

身辺がおちついてきたので、前々から目論んでいた僕っ娘リストの作成に向けて具体的に動き出す。その第一手としてアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』をレンタル。すっかりやさぐれた愛機に股がり十五分向こうのTSUTAYAまで、実にニヶ月ぶりの外出となった。せっか…