僕っ娘とマシンガンの意外な関係

サブカルチャー界における僕っ娘は、アーマードコアにおけるマシンガンに近しい。
もし右も左も解らぬ全くの初心者がアセンブルについて相談してきたら、俺はとにかくマシンガンを少なくとも片手に持つよう推奨するだろう。「垂れ流しでも弾切れしにくい」「特性上完封負けは避けられる」というのが大雑把な理由である。僕っ娘が我々の心を掴むには、最悪なにか喋ればよい。かわいらしい台詞やシチュエーションに頼らずとも、「僕は──」と言わせるだけで一先ず属性が成り立つ。要するにそういうことである。
だからといって僕っ娘が初心者御用達かといえば、無論それも間違いだ。両手にモーターコブラでも持った上級者に遭遇したら、俺など三十秒で消し炭になること請け合いである。同様に、的確にツボを突いた僕っ娘は時として致死量のかわいらしさを放つ。つまり、我々を骨抜きにする。僕っ娘とマシンガンの意外な関係である。
なぜこんなことを書き出したかといえば、およそ三週間ぶりにACfAを起動したからに他ならない。限られたパーツから最適なものを選び抜き、回転、変形、組み合わせて一つのエンブレムを作っていくのは、カードゲームで自分のレシピを練り上げるのと似ていて大変面白いものだ。エンブレムエディターのおまけでついてきたロボゲーもそれなりに楽しめる。買ってよかった、PS3