日記

『ビアンカ・オーバースタディ』を読んでから、しばらく遠ざかっていたイラストノベルをもういちど本格的に読み集めてみようという思いがじわじわせりあがってきている。こういうときは外出するとまちがいないく不要な買い物に金と時を費してしまうので、お…

筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」(星海社FICTIONS)を読む。年度の折り返しにして、男性器の切断描写に出くわすのは今年度早くも二度目となる。ひとつは本書、いまひとつは朝日新聞掲載の「聖痕」である。そちらも作者はもちろん筒井康隆なのである。…

ようやく組み立てが終わった。電脳時計によれば一時間程度の作業だったこととなる。一年分くらいの運動をしたのではないかというくらい疲れている。 椅子の重量がこんなにも高負荷とは思わなかった。第一にして最大の誤算である。座部と脚部を組み合わせるの…

大学へ行き、講義を受け、新鮮なきもちで帰宅すると、Amazonにて頼んでいたものが自宅へ届いていた。Bauhutte オフィスチェア BF-68 Whicron(ホワイクロン) ハイバック マイクロファイバー デュアル。なにか物々しいが早い話が椅子である。組み立てがはじま…

小説のなかの老海賊が装着しているような、黒地に髑髏印の眼帯をつけている人に会った。というか、僕の妹だった。この眼帯はね、と僕がまだ何も訊ねないうちから彼女は語りだした。財宝を手に入れた帰りの道で、鯨の化け物に出くわしたんだけど、その時やつ…

どんなものにも中毒性はある。ということを、僕はいま痛感している。 メープルシロップは何かに垂らして使うものである。大概の人間はきっとそうする。パンケーキとか、ビスケットとか、ラム酒とか。すくなくとも小さじに掬ってそのまま口に運ぶような代物で…

電子書籍には閲覧履歴が残るらしい。考えてみれば当然のことなのだが、これを知ったときは衝撃が走った。電子界が本格的に出版界のメインマーケットとなった暁には例えば生まれてから死ぬまでの読書遍歴を確認できるのがあたりまえになっているのかもしれな…

蔦屋に行って本を買った。罪と罰とか、緋文字とか、きけわだつみのこえとか、要するにそんな感じのやつを6作品10冊。足を伸ばせばなんとか届く、といったところに新しく(およそ今年の春頃)出来た巨大な店舗で、本屋というよりも本のテーマパークと呼んだ方が…

少し前の話になるが、『屋上姫』の三巻を買った。読むのがつらい。なにより主人公・黛の鈍感さがつらい。ノブが悪鬼とならないか、これだけが今心配です。 とくにサブカルチャー作品において主人公がおおいに鈍感であるのは今更言及するまでもないが、これは…

近頃とても慌ただしい。この期に及んで春が忙しい時期になるとは思わなかった。忙しいことには慣れていないので、どうしたらいいかわからないというのが正直なところだ。なにしろ覚えなければならないことが多すぎる。覚えること、特に覚えたくないことを覚…

この季節に、もう夏が終わるころの心細さに思いを馳せている。何かが終わるというのは、まあ仕方がない。しかしなぜまた引っ切り無しに別の何かがはじまってしまうのだろう。 なんだか僕っ娘についてしばらく触れていなかった。これから一記事に一人でも、誰…

世間一般的に言えばダメな奴である。真剣に考えれば今から採り得る未来の選択肢は限りなく狭いし、そういったことをそれなりに自覚しているつもりでもある。しかし死のうと考えたことはない。なぜか。 恐らく理由は二つある。一つは「現世でやりたいことがあ…

することがないのは大変幸福なことだとおもう。しなければいけない事どもから解放された俺は、もしかするとかなりハッピーな人間なのではないだろうか。数年後、あれが俺の青春だったとしみじみ思い返すときが来るのかもしれない。未来のことを考えるのはと…

「もしもし?」 「ここにおります」 そんなやり取りがしてみたいこの頃です、こんばんは。誰か俺に電話をくれ。 動く歩道やエスカレーターと同じくらい、電車に乗るのが好きである。例えば旅行をするとして、俺ならその往路と復路に最も重きを置く。過程を大…

自分の気分がよくわからないので文を書くことで確認する。今日は暖かかった。家の中より外の方が暖かいくらいだった。街中を歩いていると、もう擦れ違う人々はみんなゆるゆるとしていて、独りピーコートを着込み寒さと戦うつもりで闊歩している俺は明らかに…

雨のあと、洗い流されたように寒さが去った。もう悴む指を湯に浸しながら文字を打つ必要もなくなる。反面、春は極めてナイーブな時候なので丁重に扱わなくてはいけない。雨に始まり雨に終わるこの季節は、冬よりずっと早く死ぬ。 春になったらしたいこと。本…

熱気球、またの名をロマン

知らないうちに世界樹の迷宮IVが発表されていて、発売日まで決まってたという。もう出ないんだろうなあと理由もなく決めてかかっていたから、何だかハッとさせられた。難易度変更可能という辺りを見ると、そうかそんなに大きなタイトルなんだと実感する。供…

ゼノギアスを買う。このゲームが出た頃はPSを壊していたか、或いはDQ7かFF8辺りに熱中していたような気がする。二三年前から中古屋等でちらほらと見掛けてはいたものの、個人的に好ましい要素を捉えすぎていて、逆に敬遠してしまっていた。ともあれ、どうや…

理由もなく、予定もなく、ただ歩く。そういう時間は、俺を色々なことに気付かせる。例えばこのところ、随分あくせくと暮らしていた気がする。とても忙しかったのだ。それが良い悪いというのではないけれど、いったんそう思うと、俄然ゆったりと過ごしてみた…

なんとかなるなる……なるよな?

ここ数日、自分でも驚くほど楽観的に生きている。というよりも多分、自分が楽観的に生きていることに気づく機会が増えている。俺の楽観思考には「なんとかなる」「なんとかなってほしい」「なんとかならくてはいけない」「なんとかならなければおかしい」く…

きれいなお日さまをみつけた

オンラインやりてー。 はやくもアーマードコアVの電脳世界が恋しくなってきた。そういえば「恋しい」と「なつかしい」の差違について書いた文章をどこかで読んだ気がする。実現願望がなんとか、まあそんなことは今はどうでもよい。アーマードコアVだ。 プ…

体験版について言えば

ACVにおいては攻撃・防御に三つの属性が割り振られている。武器における属性はカテゴリ毎に設定されていて、スナイパーライフルやショットガンといった実弾がKE。旧作でいうところのエネルギー兵器がまとめてTE。CEは着弾時に起こる化学反応(熱など?)でダ…

雇われ一日目

アーマードコアVの体験版をプレイ。cβtには漏れてしまっていたので、今作とは初の顔合わせになった。 画面を伝う水滴の描写が良い。墜ちていくヘリコプターの錐揉み軌道が小気味良い。タンクの超信地旋回が心地好い。そしてキャノンなる新カテゴリ。これがす…

地を這う

歩道橋を渡るのが好きになった。あれを歩いていると色々な方向から音がするので楽しい。足の裏をなぞられるような焦れったい感覚。通過する車の起こす振動に過ぎないのかもしれない。しかし足の下側で何かが這っているように俺には思える。それに歩道橋は矛…

渇きの海には渇いた海月がふらふらと漂っている

秋山瑞人『龍盤七朝 DRAGONBUSTER02』を買う。 濫觴の段階で、これ本当に面白くなんの、大丈夫なの秋山──そう疑ってしまった俺はやっぱり鍛練が足りないのだと思う。渇き具合が生半可だからそんなしょうもない雑念が過るのだ。 作者の前科に知名度、作品の発…

HDMI(遺伝子組み換えでない)

いよいよ月末に迫ったアーマードコアVへ向けて、遅蒔きながらHDMIケーブルを購入。さっそくPS3とTVを繋げてみたわけですが…… なんだこれは! あまり期待していなかったというのを差し引いても余りに劇的な(そう表現しても決して行き過ぎではないと思う)変貌…

かといってそんなに岩波フリークというわけでもない

PS3版『ソニック ジェネレーションズ 白の次元』を購入、ACT2を中心に小一時間回してみた。既プレイのソニックは今や遥けきGCの「アドベンチャー」のみということもあって文字通り振り回されっぱなしだが、動体視力がめきめきと育ちそうなスピード感に魅了さ…

うわあああああああああああああ

龍盤七朝 DRAGONBUSTERのしっしっ新作っておい、おい! しかも一月十日って! 当然のように諦めていただけあってとても嬉しい!! 秋山生きてたんだな!

ただ愛のために

今日は全世界的にフランチェスカ・ルッキーニちゃんのお誕生日でしたね。ぼくも細やかながらケーキを購入してヘルマを交えた三人でお祝いしました。ろうそくを貰い忘れたのが心残りです。ともあれ久しぶりにはっきりと有意義な一日でした。 みんなも各々のや…

足首から膝上にかけての、つるりとくびれたあの装甲が!

なんだかもう年末ではないですか。今春から今夏辺りにかけては冬が待ち遠しいと言ってたように思うのに、気づけばあっという間というか、何年生きても時が経つのには慣れない。時間は慣用的には流れたり刻まれたり食われたりするものだけれど、自分の体感と…