2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『ビアンカ・オーバースタディ』を読んでから、しばらく遠ざかっていたイラストノベルをもういちど本格的に読み集めてみようという思いがじわじわせりあがってきている。こういうときは外出するとまちがいないく不要な買い物に金と時を費してしまうので、お…

筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」(星海社FICTIONS)を読む。年度の折り返しにして、男性器の切断描写に出くわすのは今年度早くも二度目となる。ひとつは本書、いまひとつは朝日新聞掲載の「聖痕」である。そちらも作者はもちろん筒井康隆なのである。…

ようやく組み立てが終わった。電脳時計によれば一時間程度の作業だったこととなる。一年分くらいの運動をしたのではないかというくらい疲れている。 椅子の重量がこんなにも高負荷とは思わなかった。第一にして最大の誤算である。座部と脚部を組み合わせるの…

大学へ行き、講義を受け、新鮮なきもちで帰宅すると、Amazonにて頼んでいたものが自宅へ届いていた。Bauhutte オフィスチェア BF-68 Whicron(ホワイクロン) ハイバック マイクロファイバー デュアル。なにか物々しいが早い話が椅子である。組み立てがはじま…

小説のなかの老海賊が装着しているような、黒地に髑髏印の眼帯をつけている人に会った。というか、僕の妹だった。この眼帯はね、と僕がまだ何も訊ねないうちから彼女は語りだした。財宝を手に入れた帰りの道で、鯨の化け物に出くわしたんだけど、その時やつ…

どんなものにも中毒性はある。ということを、僕はいま痛感している。 メープルシロップは何かに垂らして使うものである。大概の人間はきっとそうする。パンケーキとか、ビスケットとか、ラム酒とか。すくなくとも小さじに掬ってそのまま口に運ぶような代物で…

電子書籍には閲覧履歴が残るらしい。考えてみれば当然のことなのだが、これを知ったときは衝撃が走った。電子界が本格的に出版界のメインマーケットとなった暁には例えば生まれてから死ぬまでの読書遍歴を確認できるのがあたりまえになっているのかもしれな…