とあるライフル持ちの一日

Wライを使うために中二を駆ってきたのか、それとも中二に映えるがためにWライを提げてきたのか。
試しに中二以外の脚でWライを持ってみる。結論からいけば、重逆が最も強いと感じた。中二を遥かに凌駕する姿勢制御から繰り出される鉄のカーテン。さながらTANSYがガトリングになったようで、なるほどこれは重逆が流行るわけだと感心してしまった。機動力を維持しておきながら四挺ライフル+重CEミサイルという芸当をこなせるの数少ないカテゴリでもある。
Wライ四脚は比較的高い姿勢制御と耐久を拠り所とした持続力が特長と言える。積載許容が豊かなため、開幕はライフルをハンガーに保有しつつキャノン系やセントリーガンを持ち運べるのも大きな魅力。代わりに移動制御は今一つで、絶え間なく澱みない後退を必然的に要求される。また跳躍が中途半端に浮き上がり、また落下速度が緩慢なので、回避機動はどうしても平面的になりやすい。
案外良かったのが軽逆で、めまぐるしい駆動と高密射の両立が使っていて楽しい。TANSY二挺+重CEミサイルを載せると他のパーツが殆ど限定されてしまうのが欠点といえば欠点だろうか。FCSすらGLANCEより重くは出来ないから、交戦距離はやや近くなる。
こうして色々な脚部を見てから中二に舞い戻ってみると、どうも落ち度が目につくようになってきた。姿勢制御が物足りない。積載的にも切り詰めていけば載せる部品も軽逆と大差無く、距離を離すだけでは対策にならないCE兵器を苦手とする。他の脚部はたしかに長所短所にメリハリがあるが、マップや味方の構成によって乗り換えれば済む話であって、マイルドな中二はどちらかといえば持て余す。ただ、先にも書いたが機動性や弱点のバランスから対タンクには安定して力を発揮できるのはWライ中二のれっきとした強みだろう。加えて見た目的なことを考えれば、それこそ中二は覇権を握ってすらいる。ならばDENALI、RAINER、ULG09/A、CINTと、中二で根気よく試して回ってみるか。或いはいっそ、他の脚部に乗り換えてそちらを習熟してしまうか。悩ましい。