このま突ままっ込むぞタンジー!

野望は紛糾しつづけている。TANSY RF12のKEが今一歩伸びない。CE頭・KEコア・CE腕を載せた最重量逆脚のKE防御が約1600。ここまでは無理としても、最も姿勢制御の高い逆脚の1525、或いは最硬重二の1550。この壁をどうしても越えたい。いや越えなければならない。もしこういう理想のTANSY RF12が手に入れば、他のあまねくライフルは過去になるだろう。今はただ盲信して突き進むしかない──そのように自分に言い聞かせる。とりあえず本数を勘定するのは止めた。
同時に距離110付近の“感じ”を身体で覚えることをはじめる。まずはタンクを相手取って慣らしていく。次第に高速かつ立体的な機動へと発展、最終的には対多の状況で差し向かう一機と100を維持しつつ他の機体を150以遠に置ける程度の立ち回りを身に付ける必要がある。言うだけなら何だかとてもお手軽に思えるので簡便極まりない。果たして現実は非情である。