ここまで寒くする必要があるんでしょうか

十日。毎月毎月、日付というものには驚かされる。知らないあいだに大きくなるんだから、まったく。
この頃は皆既月食があったということをYahoo!ニュースで知る始末です。空は晴れていたんだろうか。これだけ寒ければ天体観測も捗ったに違いない。なにかとイベント視される月食並びに日食だけれども、ぼくはどうもこの現象が怖い。悠久の古より不変(主観)であるところの月が、太陽がにわかに隠れ失せてしまう。これは事件です。好奇心も結構だけれども、ぼくはむしろ跪くべきだと思う。もっとみんな畏れ慄いて粛々と過ごすべきだと切に思う。それくらい食が怖いというおはなし。

もうひとつ、タイミングがいいと思ったので書いておく。『ぼくらのよあけ』の下巻を買った。連載はとっくに終わっていた作品だろうから今更なようでもあるが。全体を通して構図の優れた作品だったとおもう。ストーリーではなくシーン、チャプターではなくセンテンスで進む漫画だ。ところでこの漫画、協力にSUBARUの名が散見されるのだが、あるいは『放課後のプレアデス』に連なるSUBARU×GAINAX第二段の萌芽と考えていいのだろうか。この企画、あれから何も聞かないけれど、なにか水面下で進展してればいいなあ。でもやっぱりしてないんだろうなあ。プレアデスが1クール地上波でとか、来れば結構うれしいんだけど。