休むと決めた日に限ってネトゲは定期メンテ/ドラゴンキッドは死んだ、もういない。

ふざけた野郎め。
昨日のタイガー&バニーが待ちに待った黄“ドラゴンキッド”宝鈴ちゃん回だったわけだが、そもそもの疑問として「キャラ回ってほんとに必要?」という。
アニメであろうがなんだろうが、ひとつのお話である以上は一筋の流れが作品全体を背骨のように貫いている。身体のどの部分で切っても断面からは背骨が覗くようになっていなければ不自然だろう。しかもただ覗いているだけではなくて、あくまで背骨を軸に肉があり筋があり臓がある、そういう構造が理想的だ。ただ唯一腰から下、足には背骨が通っていない。だからそれを蛇足という。おい、笑うところだぜ。笑えよ。
つまるところ、キャラ回は「キャラを魅せる」ためではなく飽くまで本筋として、でなければ「物語をいつもとは違う側面から見せる」もしくは尺の長い話であれば「物語のいつもとは違う一面を見せる」ためにあるべきだと考える。そうやって見ると、ファイヤーエンブレム回(果たして誰が得をしたのか)は悪くなかった。ただ他の回に関しては、別のやり方でもよかったんじゃないのと言わざるを得ない。この作品に限ったことではないけれど、単クールなんだから、メインから距離を置いた日常的事件は(全部とは言わないが)省くなり後で独立して出すかして、まずはみっちり本編詰めればいいのに。
昨日の放送は、だからあまり良い出来とは思えなかった。不完全燃焼、というか。
或いは、俺はドラゴンキッドちゃんがあまり本編に関わってこないのが寂しいだけなのかもしれない。たった三十分でドラゴンキッドちゃんの葛藤にケリを付けないでくれ、と。ああ、多分こっちが正直な気持ちだ。貴重な僕っ娘が大した描写もなしに役目を終えさせられたのが、悔しいのに違いない。だってそれ、もうキャラとして死んだってことだろ

そろそろメンテが終わるので、今日はこの辺りで。