生来の気性の弛さを五月のせいにするのはいよいよ卑怯なきがする

これ以上過ごしやすい日があるのかというほどの気候だった。少なくとも部屋の中は。
この頃本格的に緊迫しつつある。もちろん金の話だ。今日を生きるのも精一杯、そんな局面に立たされることになるとは十年前の自分は想像だにしなかった。まあ、怠惰と臆病を重ねて患っている行き当たりばったりな人間にとって、こういうことになるのは珍しくない。そこが苦境であればあるほど、珍しくない。崖っぷちまで追い詰められて一念発起、少年漫画ならそれも良いだろう。だがこんなことを書きながらでさえ引き締めようと思いもしない辺り、最早手遅れかも知れぬ。ゲームする気も起こらないとは。
そういうわけで、あたらしい僕っ娘を摂取出来ないでいる。実際のところ先週まで動いてはいたのだが、外れを引いてばかり。誰だよガンスリンガーガールに僕っ娘が出てくるなんて言ったの。