二十八

今日の出費
食費 なし
雑費 なし
合計 〇円
集計のために過去の記事をさっと見返す。単純な日々の記録や覚書、そういったものばかりなら問題はなかろう。しかしたまに酔って書かれたとしか思えないような代物まであり、そんなときはもうどんな顔をしたらよいものかわからない。誰にも見られないことを前提に書かれている、ということの「誰にも」には未来の自分も含まれているらしい。すなわち三ヶ月前の自分と今の自分は別者である。
自分の排泄物は許容出来るが他人のそれは許容出来ない、というフレーズを聞いたことがある。加えて、一度この身を離れたものは急にばっちく思えてくるものだとも。私的な文章が排泄物的側面を持つことは、経験的に明らかなのだ。