今日の出費
食費 ドルチェ ティラミスプリンクレープ 一六五円
雑費 ガスト&BANPRESTO『アルトネリコ2』 一九八〇円
合計 ニ一四五円
ボクっ娘に序列をつけるつもりはないが、俺はクルシェ・エレンディアというキャラクターを一際高く評価している。落ち着きと青臭さを良い塩梅で持ち合わせた彼女のような僕っ娘は──珍しいかといえばそうでもないのだが、どちらかといえば主人公格であることが多い。ゲームで脇役、しかも戦闘員とくれば、比較的自由に動ける分、時として主役よりも良い動きをするもの。クルシェの場合そうした配置とキャラクターの見せ方つまりは脚本が相まって、その魅力がいかんなく振り撒かれたと思う次第である。
そのクルシェがアルトネリコ3で登場することは3発売前から解っちゃあいたのだが、なにしろ2を未プレイだったので手が出せずにいた。要するにこれは必要不可欠の布石であって、散財では決してないことをここに明記しておく。
ゲーム屋にいくついで、近くのサンクスへ半年ぶりに足を向けた。そこで以前懇意にしていたバナナチョコクレープの後継と思しき製品を発見。早速食べてみる。
感想としては、バナナクレープを凌ぐほどの出来ではなかった。
見るべきところが無い、わけでもない。バナナクレープにはバナナがまるごと詰まっているため「歯ごたえがしっかりしすぎていてクレープっぽくない」という短所があるのだが、本品その点はクリアしている。中身はプリンとコーヒー風味のスポンジ、ホイップクリーム。ふにゃっとした口当たりは食べていて楽しい。しかしながら肝心の具のクオリティは、前身に遠く水を空けられている印象だ。ホイップクリームとティラミススポンジは不足ない。問題はプリンである。外観が崩れるのを防止するためか固めな仕上がりなのは百歩譲るとしても、プリンの味が全く活きていないのは如何なものか。より甘いクリームと香りの強いティラミスに挟まれて、こいつは完全に死んでいる。腐食の進んだゴムのような弛い感触だけが舌に残って、むしろ調和を壊してさえいる。
もうしばらくはバナナクレープ天下が続きそうだ。